tuxonice を kernel 4.19 より上のバージョンに対応させるための手順を考える
(コマンドラインは、記憶で書いている部分もあるので、間違いが含まている可能性あり。)
Debian のカーネルは、stable が 5.10, Backports が 5.14。
Nigelのリポジトリには、tuxonice-5.14 というブランチがあるが、tuxonice-5.10 はない。
というわけで、まず目標とするカーネルバージョンは 5.14。
手元のリポジトリに、 tuxonice-5.14 と upstream-head の各ブランチを持ってくる。
git clone -b tuxonice-5.14 https://gitlab.com/nigelcunningham/tuxonice-kernel.git
git checkout -b upstream-head origin/upstream-head
ブランチ upstream-head と、ブランチ tuxonice-5.14 の、それぞれの HEAD を git diff すると、それらしいパッチが取れた。
git diff d5eeab8d7e269e8cfc53b915bccd7bd30485bcbf HEAD > tuxonice-5.14.diff
(1番めのコミットIDは、
git checkout upstream-head ; git log
で表示される最上行のコミットID。)
しかし、このパッチを、Debian の linux-source-5.14 パッケージから取り出したカーネルソースツリーに当てようとしても、
FAILEDが出たり、パッチ先のファイルがないと言われたり(arch/unicore32/kernel/hibernate.c)でうまくいかない。
Debian Backports の 5.14 は、現時点で 5.14.9 を基準にしている。
上のトライで、ないと言われた unicore32 というアーキテクチャは、Linux 5.9 でドロップされたらしい。
つまりは、ブランチ tuxonice-5.14 は、Linux 5.9 の内容にも追いついていない古いものだと言える。
ここまでは、現状の理解として、さて、どう対処すれば良いのか。
- とりあえず、エディタで tuxonice-5.14.diff を開いて unicore32/ 以下に変更を加えている部分を削除する。 (結果を書くと、この1ファイル以外はパッチ先がないというエラーはなかった)
- FAILED で失敗している箇所は、 rej 拡張子を持つファイルにまとめられているので、地道に内容を確認し、修正していく。
- すべての rej の処理が済んだら、別ディレクトリに linux-source-5.14 を展開し直し、作業ツリーとの差分を取る。
理論的には、これで Linux 5.14.9用 の tuxoniceパッチが取れるはず。
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